welqという健康情報サイト、信用していいのか疑問がある

肌の悩み、歯の悩み、心の悩み。google先生に悩みを相談すると、たいていwelqとうサイトがトップに表示されます。

このwelq、信用していいのか疑問。

DeNAが提供するキュレーションサイトのWelq

「健康や医療をもっと身近に。」というテーマで、難しいイメージのある健康や医療をわかりやすく紹介してくれるサイトです。

最近はありとあらゆるテーマで「低血圧 食べ物」とか、「気分が落ち込む」とか、そんなキーワードを検索すると、トップに出てきます。

「気分が落ち込む」でトップに出てきた記事を読むと、「スムージーでバランスよく栄養を摂取」と書いてある。

スムージーで気分が上がるのか??

料理のキュレーションサイト、cafyとwelqの類似点

DeNAは10個のキュレーションサイトを運営しています。「衣」「食」「住」に関するテーマで10個のサイトがあります。

私は以前、cafyという料理関係のキュレーションサイトのライターをしていました。クラウドワークスを通してライターの仕事に応募したのですが、その仕事がcafyのライターでした。

運営側の指示に、こんなものがありました。

1、「こうなります。」と言い切ってはダメ。断定せずに、語尾は濁す。

2、タイトルには数字を入れる

3、写真はオシャレなものを選ぶ

Welqも同様の指示を受けているんじゃないかと思います。

語尾はぼかしてあるし、タイトルに数字が入っているものが多い。写真は美男美女の外国人だらけ。cafyと似てる。

cafyの記事をどうやって作成していたかというと、料理サイトのリライトです。

運営が参考にするレシピサイトを指定します。そして、与えられたキーワード、例えば「きつねうどん」とか、「味噌鍋」とか、そういったキーワードに合う料理を、指定されたレシピサイトのなかから探します。

そこから写真やレシピをまるっと拝借し、レシピの説明や味の感想、使われている食材の美容や健康効果などを200文字程度記載します。これでワンパラグラフ完成。

レシピをまるっと拝借する時に、まるまるコピペすると著作権違反になるので、まるまるコピラないように指示がありました。

その指示内容というのが、調味料の分量や単位は半角にする、といった程度。見たクレだけ少々変える、といったものです。

レシピの説明や味の感想もいい加減なものです。だって、一度も作ったことないんですから。美容や健康に対する効果なんて、正直全く知りません。ググってテキトーに文章にしていました。

Welqもコピペだったとは

料理サイトだったら、多少デタラメでも実害はないですよね。全くデタラメな感想文を信じて料理を作ったとしても、まずいか美味しいかぐらいの話ですみますからね。著作権的にはどうなのかなと思いますが。

でも、健康情報にそんなデタラメ、許されるのでしょうか。

まさか、と思いましたが、welqも他人の著作物をコピペし、語尾だけ変えて、素人が感想文を付け加えているようなのです。

ネットに少し詳しい人ならちょっと前から「これはひどい」って評判になってるウェルク(Welq)っていう、横浜ベイスターズのオーナーであるDeNAがやってる「ココロとカラダの教科書」というキャッチフレーズの美容・健康・医療サイトのことは知ってると思います。 「死にたい」検索トップの「welq」の記事、DeNAが広告削除 「...

cafyの運営から受けていた指示内容と、やり方が似すぎている….。

Welqはどこまで信用していいのか

出典を明らかにし、引用されている文章であれば、信じていいと思います。でも、welqの場合は、出典がない。どこの誰が、何の根拠を持って主張をしているのかわからない。

もし、私のような、全く何も知らない人間が、テキトーに他人の著作物をリライトをしていたとしたらどうでしょう。知識のなさゆえに間違ったことを書いてしまうこともあるでしょう。事実、先ほど紹介したサイトの著者は、welqでは間違っていることが書かれているとおっしゃっています。

運営側は、記事をチェックの真偽をチェックしているのでしょうか。

記事の最後にこんなことが小さい文字で書いてあります。

当社は、この記事の情報及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、正確性、完全性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。

健康、というものは個人差があるし、情報を利用した結果がどうなるか、その責任を企業がを負えないのは当然です。でも、情報が「正しい」ことが大前提です。この一文を読むと、情報の正確性についても責任を負うつもりはない、と書いてあります。

真偽を確認するつもりはなさそうですね。

企業として自己防衛をしたいのはわかりますが、健康情報を提供しているのに内容の真偽について責任を放棄してもいいんですかね。

私はwelqを信用しないことにしました。

医療情報が一般人から遠いところにある事実

welqは医療情報という、一般人が理解したくても、医師の口から出る難解な言葉をどう咀嚼していいかわからない、患者の不安や苛立ちに応えようとしたのだと思います。

私が病気を患った時、短い診察時間で受けた説明がよくわからず、戸惑ったことがあります。私の場合は身内に医師がいるので、理解できないことからくる不安は解消されたが、多くの人は不安なまま。

自分の病気について調べるための「患者図書館」がある病院も増えたけれど、それは一部の大きな病院だけ。自分の病状について、納得いくまで調べる手段はまだ遠くにあります。

その、遠くにあるものを、インターネットを使って近づけようとしたのだと思うけれど、やり方が違うんじゃないかと思います。健康問題は間違っちゃいけないもの。もしテキトーな情報を信用して、体が部分的にでも故障したら、元通りにするのは難しいですからね。

参考した文献の引用先は明示して、オリジナル記事は専門家の監修を受けるべき

正しかったとしても、盗用はよくない。盗まれてしまった人の権利を侵害する、という理由もあるけれど、お金がたくさん欲しいライターがデタラメ情報を量産し続けるかもしれません。

「あの、DeNAだよね。一部上場企業の。大手企業が作っているサイトだから正しいことがかいてあるよね」

そう思うのが当たり前だと思うのです。

健康情報は「正しさ」が命。その「正しさ」は日本語が分かるだけの一般人にはわかりません。正しい情報を提供するためには、「正しさ」が分かる人に協力してもらうのは当然のことじゃないでしょうか。

私はcafyのライターを1ヶ月ぐらいしか続けられませんでした。途中でアホらしくなったんですよね。キュレーションサイトって嘘じゃん!っと思って。

追記 「welq」全面閉鎖

問題を受けて、welqはすでにアップされている記事について「医療監修をつける」と発表しましたが、全面閉鎖になりました。

welqだけじゃなくて、他のキュレーションサイトも全面閉鎖。第三者委員会の調査を経て、どうするか決めるそうです。

私個人としては、医療監修をつけて再開して欲しいな、と思っています。もしかしたら本当にスムージーはウツっぽい気分をハッピーにしてくれるのかもしれないですしね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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