正社員を辞めてしばらく休み、元気になってきたので仕事をしようと就職活動を始めました。
30代半ば、しかも1年のブランクあり、就職に結びつく資格なし、でした。この条件だと、ブラック企業以外の正社員は現実的ではありません。そこで、派遣社員に絞って就職活動をすることにしました。
派遣社員かぁ。非正社員の生活苦はネットでよく見ていました。今後の人生大丈夫かなぁと、不安だらけでした。
派遣社員、給料普通です
まず、時給2000円の仕事に絞って探してみました。時給2000円以上の仕事、大量にありました。
時給2000円どころか、3000円以上の仕事もたくさん。薬事申請業務、サーバー保守、SE、Webフロントデザイナーなど、スキルと経験が必要な仕事は高時給。
特殊な技術が必要な職種なら時給が高いのはわかります。ですが、一般事務職、営業事務職など、特別な技術が必要ない職種でも時給2000円超えの仕事があるのです。
時給2000円で働いたとすると、年収約400万円です。
計算式はこちら。土日祝日休み、年末年始休暇ありの場合、休日は年120日、就業日は245日ですので、1年に245日働く仮定で計算しました。
2000円×8時間×245日×=392万円
平成26年度のサラリーマン全体の平均年収が415万円ですから、派遣社員でも国民の平均年収ぐらいになります。
正社員の場合1日8時間以上働いて、やっと年収400万円の場合がほとんど
正社員の場合、「裁量労働制」という給与形態をとっている場合が多くあります。残業代があらかじめ給料に入っている、という給与形態のことです。
仕事が早く終わったら、定時で帰っていいよというのが魅力!らしいのですが、定時で帰れることなんてまずありません。
ですので、給料は1日8時間労働で計算されているのに、実際は1日12時間働いている、なんてことが普通にあります。
他方、派遣社員の場合は、8時間働いたら、8時間分の給料ですし、12時間働いたら12時間分の給料が支払われます。
同じ年収400万円を稼ぐなら、派遣社員で400万円稼いだ方がコスパがよかったりするのです。
時給2000円の一般事務の仕事内容
私が実際に働いたことがある、時給2000円越えの一般事務の仕事の例です。
<勤務時間>
9:30-16:30(休憩1時間)(残業なし)
<職種>
- 営業アシスタント
- 営業部署内の庶務
<必須スキル>
- Excelでデータの集計ができる
- パワーポイントの編集ができる
- 辞書を使いながら英語が読める
<仕事詳細>
- 売り上げデータの集計
- 営業資料作成補助(データを集計してパワーポイントに貼り付けるなど)
- 顧客データベースの管理
- その他頼まれごと(顧客に持参する手土産買ってきて、など)
<仕事詳細>
- 売り上げデータの集計
- 営業資料作成補助(データを集計してパワーポイントに貼り付けるなど)
- 顧客データベースの管理
- その他頼まれごと(顧客に持参する手土産買ってきて、など)
難しところが全くなく、誰でもできる内容です。
スピードは求められますが、同じようなことの繰り返しなので、慣れればすぐにできるようになります。
暇を持て余す時は、オフィスから出て散歩をしたり。高い時給を提示する会社ほど、比較的自由で、のんびりしています。ですので、働いていてあまりストレスを感じません。
高い時給で働くポイントは3つ
じゃーどうやったら、高い時給で働けるのか。高い時給で働くポイントは3つです。
1、派遣先企業が儲かっている
儲かってない企業からお金は出ません。いくら派遣会社が時給交渉を頑張っても、出ないものは出ません。
高い時給で働くためには、派遣先企業が儲かっていること、これ、鉄則です。
2、派遣会社の中抜きが少ない
派遣先企業が儲かっていて、派遣会社にお金をたくさん払っていても、派遣会社の中間マージン率が高ければ、時給が低くなってしまいます。
中間マージン率の高い理由が、派遣社員にも育休制度があったり、無料で受講できるキャリアアップ講座があるなど、福利厚生が充実しているなら納得できます。ですが、ただ単に高い、という会社もあります。
「中間マージン率が低い=いい派遣会社」とは限らないのですが、中間マージン率が30%を超えていたら、なぜ超えているのか調べた方がいいです。
中間マージン率は法律で公開が義務付けられています。中間マージン率の調べ方は「中間マージンランキング!あなたの派遣会社は何%?」に書きましたので、こちらをご参照ください。
3、とにかくたくさん、すぐに応募!
いい案件を見つけ次第、すぐに応募しましょう。勤務中でも、トイレ休憩のトイレの中で、電車の中で、信号待ちの間など、スマホで応募できます。
一般事務で時給2000円以上の求人は少ないので、競争率が高いです。ですので、とにかくたくさん、すぐに応募しないと、他の人ですぐに埋まってしまうのです。
じっくり検討しないで、すぐに応募しましょう。もし、希望と違っていれば、断ればいいだけです。
私の転職活動のやり方
100件を目標に応募
このくらい応募しないと、条件のいい仕事を得られません。応募しても7割は社内選考で落ちます。年齢が上がれば上がるほど、社内選考の通過率は悪くなります。
企業側が派遣社員を探すときに、20代の女子限定、という条件をつけることがあるからです。私が正社員をしていた時、おじさんたちが20代女子を切望していました。若くて、可愛くて、言うことを聞きやすいから、だそうです。
20代女子を希望している企業に、40代を紹介するわけにはいかないので、派遣会社の社内選考で落ちてしまうのです。
年齢だけはどうしようもないので、たくさん応募することで、社内選考の通過数を上げるのです。
レスポンスは早く
仕事に応募したら、派遣会社から連絡がかかってきます。着信があった番号をgoogleで検索して、派遣会社からの着信だったら、すぐにかけ直します。
仕事中の時に電話があったら、トイレに行くふりをして、すぐに折り返します。
次に働く時は、今働いている時給より低い会社に応募してはいけない
一度安い時給で働いてしまうと、そのままズルズルと安い時給で働き続けなけらばいけない危険性があります。ですので、仕事を探す時は、必ず今働いている時給よりいい時給の時給、最低でも今と同じ時給の仕事に応募するようにしましょう。
派遣会社が案件を紹介する時に、今の時給がいくらかを参考にします。転職をする時に時給ダウンを素直に受け入れる人はそんなにいないので、今の時給と同じか、もしくはそれ以上の仕事を紹介するためです。
もし、時給が低い会社に応募したら、「この人は安くてもいい人だ」と思われてしまうかもしれません。そういう人は都合のいいカモ状態になってしまう危険性があります。
自分を安売りするのは、最後の手段。どうしても困ってしまった時だけ、時給が低い仕事に応募しましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。